27日午前の東京株式市場で住生活グループの株価が急反発し、一時、前日終値比74円高の1605円まで値を上げた。TBSホールディングスとの間で進めていた横浜ベイスターズの買収交渉を打ち切る方針を固めたとの報道を受け、買収コストが膨らむ懸念が後退した。

 住生活株は買収交渉が伝えられた1日も反発したが、その後は「ソフトバンクや楽天と異なり、大きな宣伝効果は見込めない」(市場関係者)との見方が広がり、下落基調で推移。このため交渉打ち切りが買い材料視されたようだ。

 一方、TBSの株価も反発し、一時10円高の985円を付けた。最近の株価が低水準だったことから買い戻しが入った。

 [2010年10月27日11時47分]ソーシャルブックマーク