巨人内海哲也投手(30)が今年7月26日に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使しないで、巨人に残留することを決意した。13日、都内の球団事務所で原沢敦GM(56)が明かした。同GMは「内海君に関しては『FA権を行使しないで残留します』と言う連絡を今日、いただきました。うれしいです。非常によかった」と話した。

 今季15勝をマークし、2年連続で最多勝。チーム3年ぶりの日本一に大きく貢献した。「FA権は選手が獲得する極めて重要な、貴重な権利ではあるけれども、ジャイアンツとしては残留してほしいと、何度も何度もお願いをしました。彼が投手陣の取りまとめ役として一生懸命やってくれたことは評価しているし、練習態度もまじめに若手の手本になってくれた。流出は避けなければいけない」と、必要不可欠な選手と力説した。