中日田中大輔捕手(28)が27日、正式に初の開幕1軍入りを決めた。06年に希望枠で入団してから7年目。ベテラン小田や松井雅との競争を制して念願の開幕切符をつかんだ。

 「オープン戦でマスクをかぶると点数を取られることが多かったので、リード面はもっと勉強しないといけません。ふがいない成績なのに選んでもらった監督に感謝です。2番手捕手といっても谷繁さんとは雲泥の差。生きた教材の方ですし、近くで必死に勉強します。そして監督の期待に応えたいです」。捕手のベンチ入りは谷繁と2人だけ。表情を引き締め活躍を誓った。

 また、中継ぎとして5年目右腕の小熊凌祐投手(22)も初の開幕1軍をゲット。「開幕がすべてではない。調子が悪い日もしっかり抑えて、1年間1軍にいることが目標です」と熱かった。