<広島4-3中日>◇10日◇マツダスタジアム

 中日は逆転負けで広島戦6連敗となった。打線は初回に森野の犠飛で1点先制したが、その後追加点を奪えず。谷繁元信兼任監督(43)も「2、3回あったチャンスのどこかで打っていれば…。でもタラレバですね」と悔やんだが、19歳の先発若松には1点リードは少な過ぎた。

 4回まで無失点に抑えたが5回に突然崩れて4失点。谷繁監督は「前回(4月のプロ初先発)よりキレもあったし、この5カ月で少しレベルは上がったところはある」と評価する一方で、「唯一のピンチでバッテリーが1点を怖がった。1死一、三塁で石原を迎えて、どう考えてやったか」と残念がった。下位に与えた四球が満塁にピンチを広げ、さらに投手野村に同点タイムリーを浴びるなど大量失点の引き金になったと指摘。次回先発機会への教訓となるか。