中日は3日、大塚晶文氏(42)を来季投手コーチとして迎える契約に合意したと発表した。9日に入団会見を行う。

 日本通運から96年ドラフト2位で近鉄に入団した大塚氏は、2年目の98年に最優秀救援投手に輝くなど抑えとして活躍。03年に移籍した中日では現在の谷繁兼任監督ともバッテリーを組んだ。その後メジャーにも挑戦してパドレスなどで活躍し、日米通算176セーブをマーク。06年の第1回WBCでは日本代表の守護神も務め、王ジャパンの世界一に貢献した。今季は独立リーグのルートインBCリーグ信濃で選手兼任監督を務め、9月に現役を引退。11年ぶり復帰の中日では投手陣の底上げが期待される。