左すねを打撲し治療中の巨人阿部慎之助捕手(28)が6日、ジャイアンツ球場を訪れ、トレーナーらに経過報告した。4日に広島とのオープン戦で痛めた左すねの状態に大きな変化はなかったが、固定具を外した方が治りが早いとする医師の意見を取り入れ、この日は左足の固定具を外し、松葉づえなしで歩いていた。少し痛めた個所を気にするようなそぶりは見せていたが、歩くスピードも普通だった。

 クラブハウスに1時間ほどこもって話をした阿部は「痛み?

 大丈夫です。練習再開がいつになるか?

 2日後に来てみてからじゃないですかね」と腫れが引くと思われる8日以降を待って、今後の方針を決める。復活に向けての練習はジャイアンツ球場で行う予定だが、当初考えていたよりは重かったため慎重になっている。調整期間は短く、開幕に間に合うかは依然として微妙な状況とあって、言葉少なに球場を後にした。