阪神金本が甲子園の室内練習場で、左ひざの手術後、初めてベースランニングを行った。フリー打撃やゴロ捕球の後、走塁メニューの中で、初めてバック走やジグザグ走を実施。異常なしを確認すると、実戦を想定した走塁練習に移った。

 室内に設置されたベースを使い、二塁打を想定したダッシュを披露すると、2本目には、リードを取った状態でスタートを切り、一塁から三塁に進塁。2本だけの試走となったが「負担はあるけど、ボチボチよ。ベースランニングは体に染みついているから、確認しただけ」と、回復が順調であることを明かした。

 石原チーフトレーナー補佐も「不器用そうに見えるけど、身のこなしは一級品だからね。今は1つ1つの動きを確認している段階。今日のメニューも予定通りです」。20日後に迫った開幕に向け、準備は着々と進んでいる。