<オープン戦:楽天1-9ロッテ>◇2月28日◇長崎

 まんじゅう屋開店、回避ならず!?

 楽天野村克也監督(73)が、ロッテとのオープン戦でつながらなかった打線に「いよいよ駅前店がオープンだな。楽天まんじゅうは在庫が多いから困るわ」とボヤキをさく裂させた。ロッテ投手陣の前に長打なしの6安打。7回以外スコアボードにズラリと並んだゼロに「打線?

 打“点”だろ」と、湿りがちの打者陣を嘆いた。

 ボヤく理由は貧打だけじゃない。山崎武、セギノールら主力打者が試合に出ないこの時期は、若手選手のアピールの場。だが積極的な動きも、覇気もないことに腹を立てた。河田は4打数無安打1失策。枡田も途中出場でいきなり失策し、併殺も取り逃がした。2人とも勝負のプロ4年目。「若手がどういうつもりで試合に出ているのか伝わってこない。競争社会の中にいるのに厳しさがない」とむくれ顔だった。「若い子のチャンスは今だけ。オープン戦も進めばベテランが入ってくるのに…」。悲願のAクラス入りへ意気込む野村監督だが、ボヤキの材料がまた増えてしまった。【小松正明】

 [2009年3月1日9時32分

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