守護神が杜(もり)の都に帰ってきた。前レンジャーズで、楽天に復帰が決まった福盛和男投手(32)が22日、Kスタ宮城で入団会見に臨み「結果を残すことが、仙台のファンのためになる」と活躍を誓った。07年オフに球団初の大リーグ挑戦選手として渡米。メジャーでは4試合の登板に終わったが「学んだことを若い選手に教えることができたら」と、意気込んだ。

 まずは2軍で実戦感覚を養う。19日に正式に古巣復帰が決まると、山崎武やオフの自主トレ仲間の有銘らに電話で報告。「早く1軍に上がってこい」と激励されたという。チームは現在、勝率5割で3位。福盛は米国でも、楽天の戦いぶりをパソコンでチェックしていた。「優勝を狙えるチャンスは十分にある。1試合でも多く出て、野村監督を胴上げしたい」。この日の会見後には早速、仙台のファンにサインした。恩返しの思いを胸にマウンドに立つ。【由本裕貴】

 [2009年6月23日11時6分

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