オリックスのタフィー・ローズ外野手(41)の来季現役続行が8月31日、確実になった。右手甲の骨折から復帰後の状態に注目していた球団側は、24試合で打率3割8分4厘、6本塁打、20打点の大活躍を受けて実力を再確認。9月下旬にも本人と交渉をもち、1年契約を結ぶ予定だ。ローズも「来年は体力的にもまったく問題なくプレーできる」と自信を示した。

 来季が来日14シーズン目。数々の記録を打ち立ててきたローズには新たな目標も見えてくる。助っ人の最高齢記録は72年まで阪急でプレーしたダリル・スペンサー内野手の43歳。「それはすごいね。僕はもう41歳だから2、3年後の自分は分からないけど、そこまでできればいいね。1日1日頑張りたい」と記録更新に意欲を示した。

 5月に右手甲を骨折。3カ月近く離脱し3年連続の40本塁打は難しくなったが、年齢による衰えは少ない。「目(動体視力)の衰えも感じないし、(打点王になった)去年よりずっと体の調子はいい。もっと守備にもつきたいよ」。42歳シーズンの本塁打記録は90年門田博光(オリックス)の31本。その数字をクリアできればおのずと最年長記録への道も開ける。

 [2009年9月1日10時39分

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