西武渡辺久信監督(44)が、ドラフト1位指名した菊池雄星投手(18=花巻東)に特別強化メニューを用意する。12月に予定される新入団選手発表に、トレーニングコーチを同席させることを決めた。異例のプランに「その場で話をして、今までの練習法などを聞いてすぐにメニューをつくらせたい。要望があれば、その前に渡してもいい」と説明。29日の指名あいさつで、プロの体づくりを質問した菊池に、早速こたえた形だ。

 ドラフトで6球団競合のくじを引き当てた渡辺監督への反響は大きかった。「メールが40~50件きた。昨年の優勝の時ぐらい。ほとんどがギャンブラーだとか、勝負師だとかだったよ」と称賛の声が相次いだ。秋季練習でも、平尾が「監督、やりましたね」とガッツポーズするなど、ドラフトの話題で持ちきり。22歳の銀仁朗は「どんなボールか早く受けてみたい」と話すなど、菊池歓迎ムード一色だった。

 [2009年10月31日8時40分

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