毎年3億円の赤字が見込まれる日本野球機構は来年以降、経費削減を徹底する構えだ。公式記録員は来年、審判員は再来年にセ、パ各リーグで分かれていた担当制を解いて一元化し、人員配置や出張日程を合理化する方針。大阪市内にある分室を来年3月で閉鎖することも決めた。加藤良三コミッショナー(68)は経費削減の推進に意欲を示しつつ「プロ野球は日本の文化、公共財で、必要なものにお金を出せる形も大事だ。新しい企画を培っていかないといけない」とも話した。

 [2009年12月29日7時31分

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