<ソフトバンク4-0楽天>◇29日◇福岡ヤフードーム

 3連敗の楽天がソフトバンクに6盗塁を許した。その中には、看過できない課題が詰まっていた。

 先発ダレル・ラズナー投手(29)が6回に献上した中押し点。取られ方が最悪だった。4球で2死としたが松田に与死球。1球緩いけん制の後、長谷川への初球に悠々と盗塁された。捕手の悪送球も重なり松田は三進し、カウント0-3から適時打を許した。

 1勝4敗となった右腕は、けん制やクイックの技術向上が必須だが、「足が気になった?

 全くない。修正点?

 全くない。パニックにならず、同じようにやっていく」とコメントし、反省の色は全くなし。山田バッテリーコーチと正捕手の嶋が並べた「バッテリーで対策を練らないと」との正論に対し、投手が共通認識を持てない限り、同じ光景が繰り返される。

 [2010年4月30日9時21分

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