今年2月に胃がんの手術を受けた西武相馬勝也捕手コーチ(47)が西武第2球場でリハビリを行った。雄星らにノックを打ち、野太い大声を出し元気な姿を見せた。手術前から20キロやせたが、夏場から定期的に顔を出して自主トレ。療養中の経過も順調で「半年健診でも転移はなかった。来年どうなるかわからないけど、準備だけはしたい」という現場復帰への思いが回復を早めている。胃がんを克服したソフトバンク王球団会長が心の支えになり「同じように苦しむ人たちに、王さんの存在がどれだけ励みになっているか」と実感をこめた。

 [2010年10月17日9時22分

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