ロッテが、早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)との入団交渉権を獲得した場合、本拠地・千葉マリンでの日本シリーズに招待する意向であることが26日、分かった。石川球団本部長は「そういう意向ではある。チケットはご両親に渡そうと思ってます」と明言した。「ただ、決めるのは本人」と話し、観戦するかは斎藤の判断に委ねるとした。

 千葉マリンでの日本シリーズは11月2日から3日間。10月30日からは早慶戦が行われ、勝ち点4の早大は1勝すれば4季ぶりの優勝が決まる。仮に連敗して慶大との優勝決定戦(11月3日)となれば日程は重なるが、10月31日または11月1日にリーグ戦が終われば、観戦に支障はない。千葉マリンの大声援を体感しながらの観戦は、有意義な機会となるはずだ。

 22日に斎藤の両親と面会した石川本部長は「ロッテの試合も見てくれているみたいで、ありがたい」と話す。競合した場合、くじを引くのは西村徳文監督(50)。1月からドラフト1位と公表した思いが通じるか。

 [2010年10月27日8時26分

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