開幕投手に内定しているソフトバンク和田毅投手(30)が予行演習を終えた。29日のロッテとの練習試合で5回6安打1失点。開幕を2週間後に控え、本番モード突入を宣言した。

 「体が重かったけど、その割には投げられた。次が本番前最後。今日は、試したいこともあった。試す時期というのは、今日で終わり」。

 ロッテを相手に“新球”カットボールも試した。昨季CS前の調整で使用していたが、CS本番では使わなかった。投球の幅を広げるため、今季初めて実戦で7球ほど投じた。捕手の山崎は「中心になる球ではないけど、あれば打者も意識する」と説明。5回裏1死一塁では、大松のバットの芯を外し併殺打に打ち取った。

 開幕が延期されたこともあり、2年ぶりの大役を務めることになった。昨季MVP左腕が万全の状態に仕上げる。