楽天にマー君並みに“タメる”男がいた。3日、2年目の塩見貴洋投手(23)が初日から3日連続ブルペン入り。52球を投げ「バランス良く投げられました」。見守った星野監督も「去年より良いな。このまま上がってくれたら。楽しみだね」と手放しで褒める出来だった。
踏み出す右足を地面から離し再び着地するまで、この日は平均1・89秒。本人は「横の時間を長くすれば出どころが見えにくくなる」と説明した。踏み出すまで体の正面は一塁方向。この横を向く時間を長くすれば球持ちが良くなり、右肩の開きが抑えられる。軸足のタメも意識する。キャンプ初日。同じくタメを意識したフォームに取り組む田中は、同じ動作の平均が1・87秒だった。フォームが違うため単純比較はできないが、田中と同レベルの時間、タメをつくる。新人の昨季はリーグワースト2位の被本塁打14。「強い球を投げて減らしたい」とタメをボールに伝える。
監督から「田中と塩見」と並び挙げられる存在になった。新球スクリューとチェンジアップの習得にもまい進中。目標を問われ「10勝以上は」と答えたが、本当は15勝を狙っている。白星もタメる。【古川真弥】



