アピールが足らん!
阪神和田豊監督(49)が春季キャンプで初の鬼ノックを浴びせた。メーン球場で行われた藤井彰と岡崎の捕手特守で、バットを握った。怒声まじりに強い打球を放ち、35歳のベテランも容赦なく左右に振った。
300本の乱れ打ちは、鬼気迫るものだった。これには、指揮官の思いがこめられていた。
和田監督
キャッチャーにチャンスがあるかもしれない中で、「オレを使ってくれ」というものが出てこないと。まだ物足りない。ちょっと刺激をね。
リハビリ明けの城島が捕手の練習再開のめどが立たず、捕手以外のポジションで開幕スタメンを目指すことになった。正捕手の最有力候補は実績十分の藤井彰だが、他の選手にとっても大きなチャンスが巡ってきた。それにもかかわらず、気迫が伝わってこない。もどかしさから、ノックバットを握った。
中谷が外野手として練習に取り組み、捕手は手薄な状況であることは否めない。現有戦力で捕手をレベルアップさせる必要がある。2日には指揮官が自ら体当たり指導で清水、岡崎に対し、クロスプレーの練習を行った。その第2弾が炎のノックだった。【田口真一郎】



