<オープン戦:巨人3-8広島>◇18日◇サンマリン宮崎
うれしい、悲鳴じゃ!
広島が12球団で先駆けて行われた18日オープン戦巨人戦(サンマリン宮崎)で、強力打線のお株を奪う13安打8得点で大勝した。中でも外野を争う巨漢長距離砲の岩本貴裕(25)と、松山竜平の両外野手(26)がそろって3打数2安打3打点の大暴れ。野村謙二郎監督(45)は「もっと、僕を悩ませて」とさらなる競争をあおった。
理想の攻撃だった。1-1の同点に追いついた4回、打席には7番指名打者でスタメンに抜てきされた岩本がいた。今春のキャンプは2軍スタート。16日に1軍が宮崎・日南に移動後、ようやく昇格した。
「2週間こっち(日南)でやってきて、この日にやってやろうと思っていた」。金刃の128キロを振り抜くと、思いを乗せた打球は強風に負けることもなく、中堅手の頭上を越えていった。
岩本
みんながつないでくれていたので、集中してこの1球で行こうと思っていた。
走者3人がかえり逆転。結果的に、これが決勝打となった。続く、3打席目は3ボールから果敢に打ちにいき、チェンジアップを右前に運んだ。
ライバルの活躍に、ベンチスタートの松山が燃えた。4回裏の守備から出場。直後の5回、2死一塁で右越えの適時二塁打で応戦。さらに、9回1死満塁で今度は左中間を破る適時2点二塁打を放ち、負けじと存在感を見せた。
松山
(岩本と)争わないといけないのは分かっている。やっと長打が出た。2本も出て、目標のバッティングが出来た。
左膝手術から復活に懸ける102キロの岩本と94キロの松山は同タイプの左の長距離砲。“重量打線”の活躍で、ベスト布陣を並べた巨人を粉砕した。アピール合戦がレギュラー争いを過熱させる。外野は新外国人ニック、広瀬を筆頭に赤松、ルーキー土生らと「枠」を競い合う。
野村監督
タイプ的に岩本も松山は一緒。本人たちもどちらかがという意識があると思う。もっと、僕を悩ませてほしい。
迫力十分のガンとリュウの決戦は、まだまだ続く。【鎌田真一郎】



