楽天橋本義隆投手(32)が、開幕1軍を猛アピールした。21日、巨人との練習試合(沖縄セルラー那覇)の5回から3番手で登板。2回を無安打無失点で巨人打線を封じた。それでも「まだまだスピードが出ていなかった。結果は出ましたけど安心できないので、続けられるようにしたい」と慢心はない。
変化球の制球が抜群だった。1イニング目、2死から代打阿部と対戦。110キロ台のカーブでカウントを稼ぎ、最後は128キロのフォークで空振り三振。中大で1年先輩の強打者を打ち取ったが「カーブでカウントが取れたのはよかった。阿部さんは直球を待っていたと思うので。公式戦では同じようにはいかないと思います」と変化球に手応えを感じつつも、気を引き締めた。
中継ぎとして生き残りをかける。ヤクルトから昨年12月にトレード移籍。新天地のキャンプでテーマの1つに挙げていたのがフォークだった。「決め球がないんです。フォークの精度を上げていかないといけないです」と、ブルペンで投げ込むことで体に覚えさせた。阿部を三振に取った低めのフォークにその成果が出た。
先発長谷部の乱調もあって投手陣にリズムが生まれなかった中での好投に、佐藤投手コーチは「橋本はよく投げていた。考えながら必死にやっているよ」と評価した。それでも橋本は「まだ課題はありますから」と最後まで気を緩めなかった。【斎藤庸裕】



