広島栗原健太内野手(30)が22日、広島の「景気回復」を託された。松井一実広島市長(59)が、宮崎・日南市の天福球場を激励に訪れた。主砲を見つけると、「応援するチームが元気なら景気も良くなる」と熱い思いをぶつけられた。例年スロースターターの栗原は、開幕までの全試合出場を宣言し調整ペースも上げていく。4番のバットで地元経済もアゲアゲじゃ!

 コイの4番の成績は、広島の経済事情にも影響する!?

 昨年4月に就任した松井市長は、松田元オーナー(61)とともに、ブルペンで広島ナインが練習する姿を見守っていた。目の前に、栗原が現れると“トップ会談”が始まった。

 松井市長

 球団トップの思いが、チームにつながる。カープが頑張ったら、市民1人1人元気になる。応援するチームが元気になれば、景気が良くなる。好循環が生まれる。

 広島の4番が街にもたらす影響を独自の観点から説いた。カープが勝てば、市民が喜ぶ。直接的な効果だけでなく、幸福度が高まれば間接的にも景気向上につながるというわけだ。野球好きな市長は、栗原の特徴も把握しており的確な“要請”も行っていた。

 栗原

 「今年は春から行ってください」と言われたんですけどね。4月に絶好調なのも怖いですよと、言いました。守りに入ってしまうので。(4月が悪いと)言われてしまいますけどね。最後に終わってからです。

 鋭いツッコミも、コイの主砲は堂々と受け止めた。例年スロースターターの栗原は、昨季も6月までに本塁打1本だった。シーズンを終えれば17本塁打、打点もリーグ2位の87打点をたたき出し、シーズンを通せば文句ない4番の働きを見せた。

 今季は対策も講じている。例年年明けに行っているアリゾナ自主トレを年末に行い、1月上旬から沖縄で先乗り合同自主トレに参加。すでに、試合の中で調整を行い、開幕ダッシュを成功させるため、対外試合フル出場も誓った。

 栗原

 全部出ますよ。出た方がいい。打つだけでなく、守備とか走塁でも、試合勘を思い出していかないといけない。

 開幕まで残り1カ月半。感覚を研ぎ澄ます段階に入っている。4番の活躍は、勝利に直結。カープの勝利は市民の活力。「栗原景気」で経済も、チームも生き返る。【鎌田真一郎】