<オープン戦:ソフトバンク1-4巨人>◇10日◇福岡ヤフードーム
先発ローテは譲らない!
ソフトバンク新垣渚投手(31)が巨人とのオープン戦に先発し、4回を2安打無失点に抑えた。キャンプ中から取り組む7~8割の力で投げる脱力投法で変化球の制球も安定し、5奪三振。力だけに頼らないスタイルで、3年ぶりの1軍復帰へ大きく前進した。
2度目の生き残りテストもクリアした。新垣が4回を無失点5奪三振。オープン戦2試合7回で防御率0・00を保ち、3年ぶりの1軍マウンドがまた少し近づいた。
「この前に続いて良かった。走者が出ても落ち着いて投げられた。たくさんのお客さんの中で投げられるのが醍醐味(だいごみ)ですね」
走者を出しても制球を乱さず、散発2安打。この日はフォークが決まった。フォークを決め球に、すべて空振りで5奪三振。昨年から投げ方を練習してきたが、曲がりが少なく思い通りにならなかった。キャンプ中に斉藤リハビリ担当コーチに「真っすぐと同じように腕を振って投げたらいい」と助言され、1カ月投げ込んでようやく「抜き方を覚えた」という。7~8割で投げる脱力投法で制球もよくなり、キレ+コントロールを両立している。
中6日での新垣の投球を高山投手コーチは「バランスはいいし力みがない。安定して投げているのはたまたまではないと思う」と評価した。先発候補に挙げられた9人中8人がオープン戦自責0で、ハイレベルなローテ争いが続く。「みんな努力して開幕1軍を取るんだというところを見せてくれている」と、高山投手コーチはうれしい悲鳴だ。
開幕まであと20日。「1人1人抑えていくことを目標に、1回1回大事にしていきたい」。新垣は3年ぶりの1軍マウンドへ進み続ける。【前田泰子】



