オリックス高橋信二内野手(33)が「押し掛け女房」になる。今日13日の巨人とのオープン戦(京セラドーム大阪)を前に12日、休養。3・30の開幕まで3週間を切って「スタメンじゃなければ、ブルペンに入るつもり。そろそろ入れて下さい、と言うとんですけどね~」とニヤリ。まだ首脳陣から捕球練習のオファーは届いてないが、有事の捕手をアピールする構えだ。

 現在の守備位置は一塁だが、捕手でプロ入りしている。巨人所属の昨年9月3日ヤクルト戦でも5回から7回までマスクをかぶった。「キャッチャーミットは持ってきています。もちろんやる気。あとは慣れるだけでしょ」と目を見開いた。

 チームは開幕時点で捕手3人制をとることが基本線だ。ただ岡田監督は「捕手2人でもいけるかもな。いざとなれば(捕手経験がある)信二(高橋)も北川もおる」。不測の事態が起こった際には、キャッチャー高橋信も頭に描いている。

 33歳のベテランも最近は「捕手、捕手、ブルペン」とつぶやいている。前日11日中日戦では「5番一塁」で2安打1打点と活躍した。次はブルペンに押し掛けて、存在感を発揮する。

 ◆オリックスの捕手事情

 現在の1軍同行メンバーは伊藤、鈴木、斎藤の3人。捕手は本塁クロスプレーなど負傷交代のリスクがあるため、第3捕手をベンチに置くことが多い。その役割を高橋信や北川が担えば、1軍28人の中で1人分の余裕ができるために、選手起用の選択肢が増える。