<オープン戦:DeNA3-0阪神>◇15日◇横浜
オイオイ、大丈夫か?
和田阪神が開幕戦の相手DeNAに5安打完封負けを喫した。オープン戦5度目の完封負け。しかも同一リーグとの対戦は5敗1分け。あまりの寒さにブルッとなるところだが、和田豊監督(49)は「鳴かぬなら…」。豊臣秀吉ばりに「鳴かせてみよう、ホトトギス」の心意気を示した。猛虎打線復活へ、新監督が動く。頼むぞ、天下統一!
普段は冷静な和田監督も、いら立ちを隠せなかった。会見場に現れると、用意されたパイプ椅子を見て、吐き捨てるように言った。「座っている場合じゃないな」。打線がたったの5安打と振るわず、オープン戦5度目の完封負け。しかも同一リーグの球団とは、5敗1分だ。立ったままで質問に応じる姿に、負けん気の強さがにじみ出ていた。
投手陣は先発、リリーフともに整ってきた。現時点の大きな課題は、得点力をいかに向上させるか。この日は1番平野、4番鳥谷という攻撃パターンを試した。しかし、ヒットが出なければ、つながりを確認できない。城島をのぞき、打線全体が低調。開幕まで残り10試合を切り、ベストの攻撃布陣が不透明な状況になった。
和田監督
開幕が近づくにつれ、気持ちも入っていくというところもあるが、待っていてはダメ。今の状態を分析して、やるべきことをやらないと。1、2試合後には、固めていかないといけない時期に来ている。選手も打順を動かすと乗っていかないこともあるが、今はそういう時期。現状を把握してほしい。
今回の遠征で、打線をテストできるのは、明日17日のヤクルト戦(神宮)まで。21日の広島戦(京セラドーム大阪)からは、開幕を見据えたオーダーで最終の調整に入る方向だ。時間に限りはある。それでも、指をくわえて見ているわけにはいかない。
和田監督
チーム全体が打てないと苦しいかもしれないが、鳴かぬなら…、というところ。オレの性格を読み取ってくれ!
すべてを語らなかったが、豊臣秀吉ばりの「鳴かせてみよう、ホトトギス」を宣言。打線の浮上に向け、全力を尽くす決意だ。
和田監督
暗くならないように、行こか!
最後は顔をしっかりと上げて、会見を締めくくった。就任1年目の試練か。乗り越えた先に、開幕ダッシュがある。【田口真一郎】



