焼津市出身でオリックスにドラフト8位で入団したルーキー川端崇義外野手(27=JR東日本)が草薙球場で行われた楽天との練習試合で凱旋(がいせん)した。ただし、高校は神奈川・東海大相模に進学。草薙球場の思い出は「記憶にないんです。社会人になって何試合かはやってんですけど、特に感想はないんです」と苦笑した。

 故郷での試合とはいえ感慨に浸っている場合じゃないことは、本人が一番分かっている。4回裏から右翼の守備で出場。2打席で二ゴロ2本に倒れた。5回の一打は進塁打になったとはいえ、さらに手応えある結果が欲しかったのが事実だ。

 2月に27歳になった。8位指名だけに、入団前から少ないチャンスを確実にものにするよう肝に銘じてきた。キャンプ、オープン戦と攻守に積極的なプレーが評価され、左投手なら先発起用されるようになった。開幕まで残り2週間となり、故障で離脱していた赤田が合流。開幕1軍の争いはますます激しくなってきた。

 「目の前のことをしっかりやるだけです。プロは直球も変化球もキレが違うけど、頑張ります」。遅咲きのルーキーがプロ人生最初の勝負どころを迎えている。【久我悟】