<オープン戦:ロッテ2-4楽天>◇21日◇QVCマリン
先発ローテーション入りに当確ランプがともった。楽天下柳剛投手(43)がロッテ戦で低めとコーナーに丁寧に制球し、6回1安打1失点。ホワイトセルに浴びたソロのみに抑えた。「試合はつくれたのでまあまあかなと思います。本塁打で1点というのはよくないですね」と冷静に振り返った。
修正能力にベテランらしさが出た。1回、先頭打者にスライダーが決まらず四球。その後、クイックモーションでの投球では変化球も制球され、後続を抑えた。すると2回から走者なしでも足をあげずにクイックで投球。「投げやすいからです」としたが、しっかりと修正した。1回の先頭に四球という、セオリーとしては最悪の事態を自らプラスに変えた。最速は130キロでも、スローカーブ、シュートでうまくタイミングをずらす。オープン戦打率4割3分8厘の根元も2打数0安打で「ベテランの投球をされました」と脱帽だった。
開幕カードのロッテを相手にした快投。星野監督は「いい内容だったね」と評価し、先発ローテ入りに関して「寂しいけど、そうなってくるわな」と先発の駒不足を嘆きつつ、下柳の力量に合格点を与えた。43歳、チーム最年長左腕は「オープン戦とシーズンでは全く違う。開幕までまだやることはある」と意識の高さを見せた。【斎藤庸裕】



