開幕ローテ、あきらめてません!
インフルエンザのため離脱していた阪神久保康友投手(31)が明日29日のウエスタン・オリックス戦(神戸第2)で実戦復帰することが27日までに決まった。先発で3イニング投げる予定で、不在となっている先発6番目の座をかけたテストとなる。小嶋、二神、小林宏らも候補に挙がっており、2軍戦の結果に注目が集まる。
春の陽気に誘われて、久保が1球1球、感触を確かめながら投げた。指先のリリース、しなる右腕、そして力のこもる右肩…。消えていた投球感覚をじわりと取り戻した。24日に続き、鳴尾浜のブルペンで約60球。29日のウエスタン・オリックス戦で実戦復帰することが決まり、静かに意気込んだ。
「(29日に)とりあえず投げてみてからです。今日くらいから、やっと体の感覚が戻ってきた。昨日、おとといは、ちょっと体が変な感じだった。練習していても『あれっ?
あれっ?』って感じで。2日しか休んでなかったんですが…」
29日は開幕ローテーション入りをかけた大切なマウンドになる。20日に体調不良を訴え、インフルエンザB型が発覚。隔離生活を余儀なくされた。球団関係者は「発熱はほとんどない。ごく軽いものだ」と話したが、一般的には体調不良や休養で、投げるための適度な右肩の筋力が失われ、経過が注目されていた。
久保は沖縄キャンプ中に右肩の張りを訴え、出遅れた。シーズン初実戦は3月11日巨人戦(甲子園)までずれ込み、ぎりぎり公式戦に間に合う調整ペースだった。これまでの実績から開幕ローテーション入りは確実視されていたが、今回のアクシデントで白紙になった。それでも、4月5日のヤクルト戦(神宮)に先発する「6人目の男」は不在のまま。同コーチも「何人か、そこに合わせている。バックアップは何人いてもいい」と話した。
山口投手コーチは「段階を追っていかないと。(29日の)次に試合で投げて大丈夫なのか、もう1回(2軍で)行った方がいいのか」と慎重に話したが、問題がなければ「第6の男」に再浮上するのは間違いない。この日、2軍戦に投げた小嶋のほか、二神や小林宏も虎視眈々(たんたん)とチャンスをうかがっており、久保の復調具合が注目される。
久保は決意を込めて「投げてみてから、状態を上げていきます」と話した。和田阪神が順風満帆にスタートするためにも欠かせない戦力だけに、力投で周囲の不安を一掃したいところだ。【酒井俊作】



