プロ野球は今日30日、セ、パ両リーグが同時開幕し、ナイター6試合が行われる。

 ヤクルトは「1番田中、2番上田」の新オーダーで打倒巨人に挑む。29日、敵地東京ドームで行った練習前のミーティングで、小川淳司監督(54)が開幕戦の先発メンバーを発表。「巨人3連戦は田中、上田でいくことに決めました」と宣言した。

 オープン戦最終戦で1試合試したが、通常は俊足の1番上田、2番田中の順だった。巨人先発は内海、沢村、杉内の予定で、田中は通算成績で対内海3割6分4厘、対沢村は4割、1本塁打と打ち込んでいる。25日の西武との最終戦はこの1、2番コンビで無死一、三塁の形を2度つくるなど機能した。当初は対内海限定オーダーだったが、巨人3連戦は固定することを決めた。

 先発は石川で、小川監督は「1-0で勝つことは予想しづらい。1点でも失点は少なく、1点でも多く取る」と説明。失点は3点以内に抑え、僅差で競り勝つイメージ。そのためには1、2番が出塁して中軸でかえすのが最善策。より確率の高いオーダーを選択した。

 プロ8年目で初めて開幕1番で出場する田中は「今まで経験のないところで始まる」と意気に感じている。上田はオフ期間はマリナーズ・イチローの自主トレに1度参加し、前日の大リーグ開幕戦の4安打はテレビで目に焼き付けた。「脇役に徹したい。ヒット打つだけじゃなくて、どんな形でも出塁したい」と言う。師匠のブルワーズ青木にも電話で報告した。

 昨季は最大10ゲーム差を逆転され2位に終わった。小川監督が「特別な1試合」と位置づける開幕戦を、スタートダッシュの足がかりにしたい。【前田祐輔】