左股関節痛で出場選手登録を抹消されている楽天ダレル・ラズナー投手(31)が長期離脱することが7日、分かった。1日の西武戦(西武ドーム)で違和感を訴え、翌日さいたま市内の病院で検査。後日、仙台市内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)などで再検査を行い、復帰まで1カ月半から2カ月と判明した。佐藤投手コーチは「いないものは仕方ない。投げられないんだから」と嘆いた。

 ラズナーは2月のキャンプ中に右内転筋を痛めていた。開幕には間に合わせたが、逆足にかかる負担も大きかった。股関節は投球時にスムーズな体重移動をするために重要な部位。熊原コンディショニングディレクターは「ちょっと(時間)かかりそうですね」。エース田中も腰痛で復帰の見通しが立たず、守護神も長期離脱。代役は右の青山、左のハウザー。星野監督は「先が見えないよ」と、投手陣が早くもヤマ場を迎えた。