<広島2-6阪神>◇9日◇ハードオフ新潟
桧山が神風なら阪神3年目田上健一外野手(24)は、今季初安打&初盗塁で新風を吹き込んだ。7回無死一、二塁でブラゼルの代走で今季初出場。前日8日に昇格したばかりの若虎が、鳥谷の左前打で勝ち越しのホームを踏んだ。8回は、中田の真ん中134キロを中前に運んだ。続く浅井の2ボール1ストライクからの4球目にスタート。二塁を陥れた。
「チャンスを与えてもらったので、何とか打ちたいと思っていた。自動的にスタートを切るシーンだったので、アウトにならず、バッターをカバーできて良かった」
昨季はシーズン終盤に1軍初昇格し、プロ初安打とプロ初猛打賞を記録。今季も沖縄・宜野座1軍キャンプに同行し、柴田、大和らとの中堅争いに参戦したが、オープン戦中盤から2軍生活が続いた。昨オフに掲げた「1年間1軍にいられるようにしたい」という初の開幕1軍、そしてフル同行という目標を達成することはできなかった。それでも腐らず、ファームで地道にアピールを続けた。
ウエスタン・リーグ26試合で7盗塁。5月に入り貧打に悩むチームの起爆剤として、走り屋田上に白羽の矢が立った。今季初出場でいきなり躍動。新潟の夜を、田上が流れ星のように駆け抜けた。【岡本亜貴子】



