晴れ舞台で投げたい!
広島ドラフト1位野村祐輔投手(22)が10日、オールスターゲーム出場を熱望した。新人で出場すれば、チームでは03年永川勝以来。ファン投票用紙にも先発部門で名前が掲載されており、球団の後押しもある。このまま好調を持続させ、球宴のマウンドに立ってみせる!
夢舞台に思いをはせた。開幕から6試合に登板して2勝2敗。絶妙な制球を武器に、堂々、リーグトップの防御率1・10をマーク。プロでやっていく自信は徐々に深まっている。野村は球宴出場を熱望した。
「すごい方ばかりが出ていますからね。出てみたいですね。憧れです」
目が輝いていた。球宴には少年時代から憧れを抱いてきた。「小学生のころ、倉敷であると知って応募したんですけど、当たりませんでした」。小学生だった99年、地元・倉敷マスカットスタジアムで行われた球宴の観戦を熱望したが、かなわなかった。今、胸を熱くした特別な舞台を、自力でつかむ可能性がある。
結果を残している新人を球団も後押しする。ファン投票のノミネート用紙の「先発欄」には、前田健、バリントンに続き、野村の名前が明記されることも分かった。広島の新人で球宴出場を決めれば、03年の永川勝以来となる。現在の成績を継続できれば、ファン投票での上位争いや、監督推薦での出場も現実味を帯びてくる。同期のロッテ藤岡と投げ合うシーンも決して夢ではない。
もちろん、マウンドで結果を残して、ファンや推薦する中日高木監督を認めさせるのが第1の条件だ。リーグトップの防御率にも「1年終わってから上位なら(自信に)なりますけど、途中経過ですから」と浮ついたところはない。
次回先発は12日中日戦(マツダ)。相手先発は明大の先輩・岩田が予定されている。「楽しみにしています。今まで投げ合ったことはないですから」。明大に進学してから1年半付き添ってきた。試合までの調整方法などを学んできたという。先輩との先発勝負に投げ勝つことで、夢実現へ、一歩ずつ近づいていく。【中牟田康】
◆広島新人での球宴出場
90年以降で新人の年に球宴出場を果たしたのは5人いる。90年佐々岡真司、95年山内泰幸、97年沢崎俊和、98年小林幹英、03年永川勝浩。なお、山内と沢崎が新人王に輝いている。



