西武渡辺久信監督(46)が15日、交流戦での借金一括返済計画をぶち上げた。現在12勝19敗1分けの借金7。だが対戦相手の違う交流戦は流れを変えるチャンスとあって「終わるまでに五分に持っていけば」と16勝8敗ペースの反攻を目標に掲げた。攻撃面のてこ入れ策として作戦コーチのポストを新設し、光山英和バッテリーコーチ(46)が兼務で就任する。交流戦に強い主砲中村の復調も期待され、今日16日DeNA戦からの24試合で大逆襲を狙う。
西武第2での練習を厳しい表情で見守りながら、渡辺監督が交流戦への決意を示した。「つぶし合いじゃないから、勝ち星を積み重ねていかないと離されていく。借金は7つあるから、終わるまでには五分に持っていけばいい。目標はそこに置いている」。24試合で掲げたハードルは、今ある借金7の完済だった。
まずは攻撃面のてこ入れに着手した。球団はこの日、作戦コーチのポストを新設し、光山バッテリーコーチを兼任で起用することを決めた。これまで投手、捕手のディフェンス面を専門としていた同コーチは、今後は相手投手データを研究することなどで、打撃陣のセ・リーグ投手攻略にも力を注ぐことになる。同コーチは「監督の負担が少しでも減るようにということです。いくらでも、勝てるんだったら何でもやります」と意気込んだ。
4番中村の復調も期待される。昨季の交流戦では単独トップの7本塁打。交流戦開幕前の7本から量産ペースを上げ、シーズン48本塁打の圧倒的な成績につなげた。05年に12本塁打の大活躍で「おかわり君」の愛称が定着したのも交流戦だった。中村は「試合は試合」と普段通りを強調したが、開幕カードのDeNAには08年からの4年間で8本塁打など相性がいいことを振られると「あんまり言わんといて。知ってるから」と笑みも浮かべた。
地力のあるチームだけに「交流戦男」はどこから登場してもおかしくない。練習後、都内で交流戦会見に出席した栗山は「交流戦は結構好き。今年も楽しみに待っていた。この交流戦をきっかけに上位にいきたい」と、昨季打率3割1分6厘をマークした舞台に胸を躍らせた。一昨年は14勝10敗の2位、昨年は5位ながら12勝11敗1分けと勝ち越した。だが今季はここまで大きな借りがあるだけに、狙うは18勝4敗2分けで優勝した昨季のソフトバンクの再現だ。【大塚仁】




