仙さんよろしく、楽天戦から和田阪神が再発進する。鍵を握るマット・マートン外野手(30)は18日、自慢の赤毛を短髪に整えて練習参加。復活に懸ける意気込みを髪の毛で示した。
汗ばむ季節の到来に合わせ、マートンがイメチェンした。甲子園で全体練習に参加する直前、バリカンを手に取った。メッセンジャーの手も借りて、通常の短髪から「オシャレ坊主」に変身。来日後最短と言ってもいい髪形には、熱い思いが込められていた。
「チェンジしたかったんだ。チームも僕もね」
シーズン最多214安打の日本記録保持者。2年連続でリーグ最多安打を放った男が現在、打率2割1分1厘、0本塁打。ストライクゾーンの広さに苦しみ、本来の姿を取り戻せずにいる。ここ4試合でも15打数2安打と乗り切れない。チームは交流戦開幕から2連敗で4位転落。髪をばっさり切って心機一転、という気分もあったのだろう。
フリー打撃では片岡打撃コーチと話し込む場面もあった。「スイングとかフォームとか、やるべきことを確認したんだ」。今日19日からの楽天2連戦ではドラフト2位右腕の18歳釜田と対戦する可能性がある。交流戦では初対戦の機会が増えてくるが、あくまで自分との戦いを強調した。
「交流戦は目を閉じてスイングしないとね(笑い)。今まで対戦したことがない投手とは、どういう感じでアウトを取っているかをチェックして。アジャストしたい。その上で相手どうこうというより自分のことをね。誰が投げてくるのかということより、ストライクゾーンの打てる球をしっかり打つことだよ」
昨季打率3割4分と打ちまくった交流戦はまだ2試合が終わったばかり。楽天戦は通算30打数7安打、打率2割3分3厘、0本塁打、1打点。決して好相性とは言えないが、今日先発の塩見からは3打数2安打している。心地よい青空の下、散髪もして気分はスッキリ。「チェンジ」の準備は整った。【佐井陽介】



