<日本ハム2-4中日>◇26日◇札幌ドーム
日本ハムの連勝は3でストップした。26日の中日戦は、前日までセ・リーグ防御率トップに君臨していた5年目右腕・山内に屈した。5回までわずか1安打の重苦しい展開。後半に2点を奪って追い上げたが、前半のビハインドをはね返すことはできなかった。今日27日から戦いの場を東京ドームに移し、交流戦首位を走る巨人との今季初対戦で巻き返す。
試合後のダッグアウト裏。栗山英樹監督(51)は「ふ~っ」と長い息を吐いた。「重かったよね。最初から…」。中日山内に5回2死まで無安打。2割6分2厘でチーム打率12球団トップの打線が、攻撃の糸口すら見いだせなかった。監督就任後は、以前より直感がさえ「動物になってきた」と自己分析する指揮官。その嗅覚は、プレーボール直後から“危険”を察知していた。
相手の先発は、前日までセ・リーグで防御率トップに立っていた5年目右腕。チームとしては、09年に1回1/3イニングの対戦があるだけだった。微妙に揺れる140キロ前後の直球とシュートに加え、スライダー、カーブ、フォーク。「シュートは捨て」の指示は出されていたが、巧みな配球に翻弄(ほんろう)された。
7回、稲葉がチームで初めて選んだ四球を足掛かりに1死一、二塁として降板に追い込んだが、2点を返すのがやっと。反撃のきっかけをつくった稲葉も「もっと早い段階で点を取らないと」と悔やんだ。
連勝は止まったが、下を向いている暇はない。今日27日からは、5月に入って絶好調の巨人と2連戦。試合後、敵地へ移動した際にはジャイアンツカラーであるオレンジ色のネクタイをあえて選び「(巨人に見立てて)縛ったつもりだったんだけど、これ、オレの首が絞まってるのかな」とジョークを飛ばして苦笑いした栗山監督。「裸になって、すべてを出し尽くしてぶつかっていきたい。今日のことを生かしていければいい」。悔しさは、交流戦首位の巨人にぶつける。【本間翼】



