<ソフトバンク1-0DeNA>◇17日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクは交流戦最終戦を無失点リレーで締めた。先発大場翔太投手(26)が6回まで3安打に封じると、柳瀬、岡島、岩崎、森福と4人がバトンを受け継いだ。8勝13敗3分けと苦しんだ交流戦も終了。キャプテン小久保も腰痛から劇的な回復で、早ければ26日オリックス戦(福岡ヤフードーム)から1軍復帰する。再開リーグ戦は、鷹が巻き返す舞台ったい!
苦しみ続けた交流戦も、最後は笑顔で締めた。お立ち台で大場が「1、2、3オイサー!
からのブイ!
ブイ!」と博多祇園山笠のかけ声に今年のスローガンを合わせた2012年バージョンを初披露。昨年からの決めぜりふのはずだが、なぜか左手には「試合が終わってあわてて書きました」とペンで即席カンニングペーパーをつくっていた。一緒にお立ち台に上った本多にバラされ、さらに爆笑を誘った。
慎重なのは、マウンドでも同じだった。5回1死二塁から石川をチェンジアップで空振り三振を奪うと、自らタイムを取った。故障かと心配し高山投手コーチがあわてて駆けつけたが「(勝利投手の権利がかかる)5回2死で力で行きたくなるけれど、それじゃ今までと一緒。力を入れないよう再確認するために間を開けた」と考えての行動だった。冷静さを取り戻し、中村をキレのある131キロのスライダーで8個目の三振を奪った。6回3安打無失点も111球と疲れが見えると、柳瀬、岡島、岩崎、森福と継投し、3回に本多の適時打で挙げた1点を守り抜いた。
3番手岡島はイニングをまたぎで1回を抑え、開幕から24試合連続無失点。「チームが勝つために自分が持っているものを出しているだけ。たまたまです」と謙遜するが、元横浜佐々木、巨人山口らに並ぶ記録だ。秋山監督も「厳しい場面で行って仕事をしてくれる」と中継ぎ左腕に絶大な信頼感を寄せる。
交流戦はまさかの8勝に終わった。秋山監督は「投手陣は落ち着いてきた。投打がうまくかみ合わなかった。打線の得点力がダメだった」と振り返る。配置転換で再生した岩崎を先発に戻し、大場もチャンスをつかんだ。巨人からロメロ、新外国人右腕ドイルと緊急補強も敢行。ファルケンボーグも戻ってくる。リーグ戦で追い上げる態勢は整いつつある。【石橋隆雄】



