ソフトバンクは24日、強制わいせつの疑いで逮捕された捕手の堂上隼人容疑者(30)との契約を同日付で解除したと発表した。同容疑者は19日午後10時半ごろ福岡県粕屋郡内でアルバイトの女性(20)に暴行、わいせつな行為をした疑いで23日に福岡県警に逮捕され、容疑を認めている。

 球団は、堂上容疑者が社会人時代に飲酒の上、トラブルを起こしたことを把握した上で、09年に四国IL・香川から育成枠で獲得した。高田浩一郎取締役(46)は「更生していると考えていた。今となっては甘さがあった」と厳しい表情。孫正義オーナー(55)は「2度とこのようなことが起きないように、体質を改めなければならない」とコメントした。

 高田取締役に厳重注意、柴田三郎チーム運営部長(53)と石渡茂編成育成部長(64)には厳重注意および減俸の処分が科された。再発防止のため、早急に専門委員会を発足させることになった。