巨人越智大祐投手(29)が22日、国指定の難病である黄色靱帯(じんたい)骨化症からの再起に向けた決意をむき出しにした。川崎市内のジャイアンツ球場室内で、1人ブルペン入り。ネット相手の投球練習を始めると「確認したい」と、投球フォームを自身のスマートフォンで撮影した。
なりふり構っていられない。投げ込み後すぐに座り込んで映像を凝視。「アカン、全体的に」と言い残してロッカー室に戻ると「僕の投げ方を昔から知っている人に聞くのが一番」と先輩久保にも動画チェックをお願いした。
越智の練習はもう終わっていた。それでもキャッチボールを願い出た。約45分、久保の言葉に耳を傾けながら右腕を振った。「痛くもないし体は悪くない。でも、動画を見ても、どこか、何かが違った。アカン時はいい投手に聞くに限りますね」と満面の笑み。「一番前に腕が伸びたところでしっかりボールをたたければ、うなるような球が来る」とリリースポイントなどの助言をした久保は「悩みとか相談しない方だし、少しでも力になれれば」と必死さを感じとっていた。
6月の手術後は順調だが、前メッツのマニー・アコスタ投手(31)が加入するなど、救援陣の競争は激化している。それでも「自分のことをしっかりやらないと同じ土俵に上れない」と、大病との闘いしか眼中にない。「1月にブルペンでしっかり肩をつくりたい。2月(の春季キャンプ)に『よーいドン』で投げられるようにしたい」と青写真を描いた。【浜本卓也】



