9秒台出ちゃうぜ!?

 地域密着を目指すオリックスと学生の異例コラボが進んでいることが19日、分かった。合宿所「青濤館」の食事メニューに、管理栄養士を目指す帝塚山学院大の学生考案の「ボルトコロッケ」導入を計画しているもの。陸上100メートル走世界記録保持者のウサイン・ボルト(26=ジャマイカ)が食べた秘密食材と同種のものを用いたコロッケが目玉だ。

 サンダー・ボルトを生んだ食材は「ヤムイモ」。ジャマイカで主食として食べられており、カルシウムが豊富。さらに女性ホルモンの1つであるプロゲステロンを多く含有している。日本では入手が困難なため、同成分を含む長芋で代用した特別メニューだ。

 学生代表の4年生高宮大輔さん(21)は「スピード野球に少しでも貢献できれば。是非食べてもらいたいです」と腕を回す。主菜のほかに、疲労回復サラダ、筋肉もりもりホイル焼きなどえりすぐりを用意した。

 ファンの口にも入るかも!?

 青濤館の栄養士やシェフから承認が降りれば、まずは寮生の口に入ることが濃厚。京セラドーム大阪の売店に並ぶ可能性もある。若さあふれるアイデアが、オリックスを加速させていく。【池本泰尚】