11月24日、杜(もり)の都がイーグルス一色になる。宮城県や地元経済界などで作る「楽天イーグルス優勝パレード実行委員会」は30日、パ・リーグ初優勝を決めた楽天選手らのパレードを仙台市の「東二番丁通」で行うと発表した。東二番丁通は、市中心部を南北に走る片側4車線の大通り。実行委と宮城県警との話し合いの末、最大20万人の人出を見越してコースに選ばれた。

 当日は、午前11時に青葉区の仙台商工会議所前をスタート。星野監督、楽天1、2軍の全選手、三木谷浩史オーナーらがオープンカー、バスそれぞれ5台に乗り込み、五ツ橋交差点までの約1・5キロを30分かけてパレードする。使うのは4車線のうちの3車線。隊列にはチアリーダーやブラスバンドなども参加して盛り上げる。通りは午前9時半から12時まで全面通行止めになる見込みだ。

 仙台市では、06年にトリノ五輪フィギュアスケート金メダルの荒川静香選手の凱旋(がいせん)パレードが同じく東二番丁通で行われ、7万人を集めた。昨年12月にもロンドン五輪メダリストのパレードが宮城野通りで行われ4万8000人を集めているが、今回は、過去最大規模の一大イベントになると予想される。

 仙台商工会議所の担当者、白鳥裕之氏は「震災後、選手たちには被災地に行っていただくなど、大きな支援をしてもらった。当日は、みんなで盛大にお祝いしたい。ぜひご参加ください」と話していた。