ヤクルトに160キロ右腕が帰ってくる。右肩痛で2年間1軍のマウンドから遠ざかった由規投手(24)が、早ければ年末にも捕手を座らせて投球を再開する。4月にクリーニング手術を受けてからの回復が順調で、来季の開幕に照準を合わせた。20日まではリハビリを続け、その後帰郷。昨春キャンプ以来となる本格的な投球練習に、東北高では控え捕手としてダルビッシュのボールを受けていた兄・史規さんを相手に取り組む予定だ。「順調です。年末年始のいつかは未定ですが、室内(仙台育英など)で投げます。キャンプでは上でも下でも、ちゃんと投げられるようにして、開幕に合わせたい」と、明るい表情でプランを明かした。

 11年9月に右肩痛を発症して以来長いブランクとなったが、11月に松山で行われた秋季キャンプでは捕手を立たせて40~50球の投球も行った。復活すれば6年ぶり最下位に沈んだチームには明るい材料となる。