オリックス東野峻投手(27)が23日、神戸第2で自主トレを公開。プロレスラー長州力(62)から怒りのゲキを飛ばされたことを明かした。2年前から親交があり、昨年末に都内で会食。巨人時代の10年に13勝を挙げたが、その後は失速。移籍1年目の昨年は1勝に終わった。「すぐ消えるくらいなら、最初から輝かなければよかったんだよ。壁をぶち壊すには、練習しかない。悔しければ、自分の力で乗り越えるしかない」とかなり厳しい口調で説教されたという。

 プロレス好きの東野も、気が引き締まった。「先発にこだわらず、1軍で投げることが重要。言われた所でやる」。キャンプは2軍スタートだが、再びはい上がる決意だ。この日関係者を通じて、長州から東野に送る激励メッセージが公開された。

 「今年、彼がこの壁を乗り越えられたら、大したもんですよ。退路を断って、今シーズンに懸けるみたいですし、野球人としてがんばって、乗り越えてほしいですよね。頑張れ、東野!(抜粋)」

 熱い言葉を胸に、プロ10年目の逆襲が始まる。【田口真一郎】