ソフトバンク松田宣浩内野手(30)が19日、原点回帰で巻き返しを誓った。キャンプ紅白戦はここまで4試合で10打数1安打。プチ不振状態に陥っていたが「ひらめいた!」と良化へのヒントを発見した。「左肩が開かないことばかりを意識しすぎて、スイングの軌道が小さくなってしまっていた」。18日のフリー打撃でフォロースルーを大きくすると、右中間への強い打球が出た。「去年と同じ打ち方。1周して元に戻った」と話した。

 この日は休日を利用し、母校の亜大がキャンプ中の鹿児島・姶良市を後輩の東浜、高田と訪れた。「大学生の元気な姿を見て刺激を受けた」と、気持ちも初心に戻った。新1年生で広島野村監督の長男・颯一郎内野手(崇徳高)を見て「いい選手ですね」と話す場面もあった。今日20日も紅白戦、22日からはオープン戦が開始。本格的な実戦モードに向け「いけそうな感じ。結果と内容にこだわっていく」と意気込んだ。