さあ、二塁バトル開戦や!!

 右肘手術から完全復活を目指す阪神西岡剛内野手(30)が今日15日、沖縄・宜野座キャンプの紅白戦で今季初実戦に臨む。二塁レギュラーにこだわり、体重を約7キロ減らすなど、不退転の決意でキャンプに入った。昨季スタメンを張った上本博紀内野手(28)との一騎打ちがいよいよゴング。ファン注目、チームの布陣も左右する決戦が幕を開ける。

 上本は14日、「普通にやるだけです。いろいろ試しながらです」と、決戦ゴングを前に決意表明はふたことだけだった。

 紅組の1番二塁で出場予定で、いきなり先発藤浪と対する。今キャンプではバットを長く持つ新打法に挑戦中だが、腕試しには絶好の相手だ。白組は岩田、福原、石崎、榎田が登板予定で、すべてが注目の対戦。1人2人と打ち崩せばこれ以上ないアピールだ。

 打撃練習で快音を連発し、特守ではノックを球際で何度も軽快にさばいた。和田監督は「昨日(13日)もフルに試合に出たし、状態も非常にいい。昨年より守備もかなり進歩している。高いレベルでね、競争になると思う」と成長に目を細め、本格開戦が楽しみで仕方ない様子だ。背番号4は昨年勝ち取った二塁の定位置を手放すつもりはない。