K-1 65キロ世界王者ゲーオ・ウィラサクレック(31=タイ)が25日、65キロからの卒業をにおわせた。

 24日夜の「K-1 WGP 2016」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の、65キロ世界最強決定トーナメントで優勝したゲーオは都内で会見し、今後の展望を明かした。

 ゲーオは1回戦HIROYA(24)に1回36秒でKO勝ち。準決勝の野杁正明(23)には判定に持ち込まれたが、決勝はイリアス・ブライド(21=モロッコ)を2回2分25秒、膝蹴りでKOした。

 ゲーオは会見で「みなさんはこれからトーナメント優勝者と世界王者の私が戦うと思っていたのだろうが、優勝者が私では自分と戦うわけにいかない」と言ってニヤリ。そして「階級を変えていくことも視野に入れていきたい」と話した。