G1初出場のケニー・オメガ(32)が優勝決定戦進出を決めた。メインで勝ち点2差で追う内藤哲也と対戦し、25分を超える激闘を必殺の片翼の天使で制した。勝ち点で並んでいた柴田、エルガンが敗れたため、内藤との直接対決の結果により、逆転で予選突破を果たした。今日14日、後藤と優勝をかけて激突し、外国人初のG1制覇を狙う。

 オメガの意地が内藤を上回った。右膝への集中攻撃に苦しめられたが、場外やエプロンサイドでの非情な技で反撃。引き分けでは予選敗退が決まる中、残り3分を切り一気に勝負をかけた。痛む膝を内藤の顔面に何度も打ち込むと、それまで3度返されてきた片翼の天使で内藤をキャンバスに突き刺し、一進一退の激闘をものにした。優勝決定戦に向けて「必ず後藤に勝つ。NO・1にふさわしいのは俺だ。これから俺の伝説が始まる」と言い放った。