WBC世界スーパーフェザー級前王者で同級1位三浦隆司(32=帝拳)が27日(日本時間28日)、米カリフォルニア州で28日(同29日)行われる挑戦者決定戦の計量をリミットを約100グラム下回る58・8キロでパスした。

 対戦する同級2位ミゲル・ローマン(メキシコ)は約200グラム下回る58・7キロでクリアした。

 計量を終えた三浦は、「計量会場の雰囲気はすごく良かったです、今回は減量も含め調整がうまくいきました」と手応えを強調。ローマンについては、「思っていたように背が少し低くがっちりとした体形ですが、その点はあまり気にしていません。これから栄養をとって明日に備えます。明日はこれまで練習してきたことを出します」と決戦を見据えた。

 興行のメインでは、15年11月に敗れて王座を奪われたバルガス(メキシコ)が防衛戦を行う。敗北を喫したが、米メディアで15年の年間最高試合に選ばれる激闘を演じたのが米国のリングだった。それ以来となる米国での試合。挑戦者決定戦に勝てば、再戦の道は開けるだけに、再び鮮烈な印象をファンに植え付ける勝利を期す。