ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が都内のジムで9日、12度目の防衛戦(3月2日、両国国技館)への最長10回のスパーリングを行った。

 挑戦者の同級6位カルロス・カールソン(メキシコ)対策に呼んだ世界ランカーのフィリピン人からダウンも奪い「いい感覚」と納得顔。V11戦は、左ストレートの返しの右フックにパンチを合わされてダウンを喫した。次戦はフックをほとんど打たないことを念頭に「ジャブとストレートだけになるが、単調にならないように。ストレートもバリエーション変えてやっている」と狙いを説明した。