ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が23日、王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ外国人パートナーとのスパーリングを開始。2人ずつ計4回を消化し、「体が浮いた状態の時間を少なくできた」と手応え。

 V13を阻まれた昨年8月のネリ戦では、回転鋭い連打に体が流れ、守勢に回った。反省から「連打がきても、足が利いていればその場所で打ち返せる」と股関節を使って重心を下に置く微調整を続けてきた。スタンスも「3・8ミリくらい(笑い)」狭くしたという超微調整を冗談交じりに明かした。