大相撲の元幕内で、昨年7月の名古屋場所中に大麻たばこを使用して日本相撲協会から解雇処分を受けた元貴源治こと貴賢神(24=フリー)は、総合デビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。

【RIZIN TRIGGER】元貴源治こと貴賢神の総合初戦は黒星/詳細ライブ

第7試合で、全日本ブラジリアン柔術選手権優勝者でプロレスラーとしても活躍する関根“シュレック”秀樹(48=ボンサイブルテリア)と対戦。試合前、相手が差し出した拳に応答しようとせず、バチバチムードを漂わせた。

1回はお互いに慎重に様子をうかがい、開始2分はほぼ接触なし。「来い来い」と挑発するようなしぐさも見せた。

2回は序盤から関根にタックルを仕掛けられ、テイクダウンを奪われると、ほぼ何もできず。後ろからのパウンドや膝蹴り、肘打ちなど、多彩な攻撃を受けて体力を奪われた。最後は、サッカーボールキックからのパンチの連打に撃沈。デビュー戦は、2回TKO負けとなった。

試合後は、ぼうぜん自失。関根に「絶対大丈夫だから君は」と、声をかけられる場面もあった。