元WBA世界スーパーフライ級王者で現同級1位の名城信男(26=六島)が6日、大阪市内の所属ジムでスパーリングを公開した。15日のトリプル世界戦(パシフィコ横浜)で同級3位の河野公平(ワタナベ)との王座決定戦に臨む。フィリピン人パートナー相手の2回のスパーリングでは、回転力のある鋭いパンチを繰り出し、好調を感じさせた。

 今世界戦前のスパーリングの合計ラウンドは過去最多250回に達した。「いままでで1番の仕上がり。試合が楽しみ」と名城。プロ初黒星を喫し、ベルトを明け渡した昨年5月以来の王座返り咲きに自信を見せた。